フランスから講師を呼びたい!

生きる上で大切な学校給食をオーガニック給食へ!フランスと共同で研修会を開催したい

「豊かな食の体験」をこどもに手渡したい!

そんな思いで、すべての子どもたちが「給食」を通して、公平に共通の食の体験を持つことができる機会を作ろうとしています。

日本の学校給食をオーガニック給食にできるよう、フランスの助っ人と一緒に共同の研修会を開催したいです。プロジェクトを実現するため、みなさま応援をよろしくお願いいたします!

講演会のチケット、地域の農産物、会員になる、絵本『くさぬきよいしょ』などで応援できます!

▪こどもの環境は変わりました。▪

給食が大切な理由3つ

①将来の心や身体の健康の基礎を作ることができる

②給食は分け隔てない食が提供できる

③社会に対するメッセージも大きい!

また、オーガニックのようななるべく農薬や化学肥料を使わない食事は健康のため、環境にも配慮されるメリットもあります。

また、分け隔てない食が提供でき、子どもたちの食のライフラインにもなる。

調理員さんとの出会い 

私が給食のことを考えるようになったのは、長野県中川村の調理員さん、富永さんとの出会いでした。

中川村の給食のおはなしをお伺いし、

たくさんのやり取りの中に子どもたちへの愛情を感じました。

毎日、給食を提供する栄養士さんから子どもたちに献立のお便りが届きます。

子どもたちからも返事が帰ってきて、調理員さんがお返事をしています。

節分の日のおたより

イワシの食べ方は、栄養士の先生から担任の先生へ連絡し協力して指導していただきました。

行事の言われを知って食べることが大事、と給食をつくる皆で話し合って決めた献立です。

富永さんは、地場産のお米や野菜、時には有機農家さんから届く野菜を調理します。

野菜を入荷するときは、この調理にはこんな種類とか大きさががいいんだよとしょっちゅう連絡を取り合って、校内に限らず農家の方や納入業者さんとも連携して仕事を進めます。

生産者さん、栄養士さん、調理員さん、子どもたち、先生、ここには登場しないけど、他にもたくさんの方が繋がり、協力して給食が運営されています。

私はここで給食のひとつの理想形を見ました。

給食の問題点とは?

でも実際に他の地域を見てみると、毎日の給食の運営に手一杯、限られた時間の中で調理しなければいけないという現実を目の当たりにします。

そして、それは子どもたちの給食の時間にまで影響して、食事の時間が15分しかない…といった地域も見えてきました。

ではなぜこんな事が起こっているのでしょうか?

大きく2つの理由がありました。

解決するのが難しい、雇用の問題

給食の調理員は臨時雇用の方が全調理員の約4割、臨時雇用の契約は公募で1年更新です。

㍻30年度の調査では、39%の非常勤職員となった(文部科学省 学校給食実施等調査より)

調理場は、経験の積み重ねと継続が大事ですが、人の入れ替わりも多く安定した人材確保が難しい現状があります。

また、調理の部分のみ委託している学校は全体の約半分という状況になっています。

委託になってから栄養士さんと調理員さんのやり取りが以前より難しくなり、地場産のものを取り入れるのが難しくなったという栄養士さんの声を聞きました。

給食現場は大忙し!運営の問題とは?

問題の2つ目に、学校給食の運営の仕組みがありました。

朝納品されて、3回洗浄、そこから調理してお昼までに学校まで届けることが基本となっています。

ある給食センターの一例です

衛生マニュアルによって、前日に洗浄できない、保管場所が少ないなどの事情があり、

ルールを守りながら、衛生基準に準じて時間に届ける、それだけでも大変な仕事です。

さらに新型コロナウィルス感染の対応により学校運営のためのガイドライン変更など、文科省と学校は対応に追われています。

給食の運営、雇用、ふたつの大きな問題が浮かび上がりました。

今ある仕組みでは、富永さんのような温かみのある「つながり」給食は難しいのでしょうか?

給食を見にフランスへ

そこで、オーガニックの進んでいるヨーロッパはどのように給食を運営しているのかを調べました。

するとフランスには、オーガニック学校給食に取り組むCPPという団体がありました。

この団体のメンバーは、フランス全国の栄養士と調理員グループで、地元のオーガニック食材を学校給食に導入しています。

給食は料理、手作りで、調理する人の存在があり、とても新鮮で、加工食品は極力少なくすることを目標に、フランスで初めての給食センターをオーガニックにしたり、南西部の県では、県と一緒にオーガニック農業と給食をつなげる働きをしています。

彼らは、グループを作りスラックやZOOM、リアルな集会を通じて、話し合い、毎日のように情報を交換して切磋琢磨しています。

もう一つの出会いがくれた解決法

私は2ヶ月かけてCPPの栄養士や調理員のいる場所で研修をしてフランス中をまわり給食の現場を見てきました。

ある学校では、シェフがオーガニック給食にしようと1人でがんばっていました。

他の調理員は、からかったり、不真面目だったりでなかなか協力してくれません。

でも、数年辛抱強く伝えていくこと、現場で一緒に方向性を決めていくことで理解者も増えてきました。こうして時間はかかるけれども、一人一人が納得して理解できることは、次のステップに進むことのできるひとつのおおきな解決法だと確信を持ちました。

それは、農家、食材を納品する方と栄養士、調理員が交流を持ち、理解し合うことです。

もうひとつ確信したことがあります。

双方の理解と歩み寄りが給食を変えていくことの第一歩です。

富永さんからの話からも、フランスの事例でも同じことが言えました。

あたりまえでシンプルなことですが、大事なことです。

オーガニック給食はじめの一歩    

今回、私たちは、学校の保護者とも言える栄養士、調理師、給食関係者へ全国6ヶ所+オンラインで研修会を開きたいと考えています。

この研修会を通して、農家さんを訪ね、話し合い、頂いた素材から10種の調理をして、素材を感じることで、調理の根本的な「作る喜び」を味わい、子どもたちにどう伝えるかを考える研修会です。

出会いを大切に

千葉県成田市、長野県佐久市、長野県中川村、石川県金沢市、兵庫県豊岡市、高知県高知市、オンラインで開催します。

日本全国1,431kmにもおよぶ旅ですが、手伝ってくれると名乗りを上げた方がいる場所を優先して出会いとその地域の方の思いを大事にしようと考えました。

応援団が現れた

この研修会を決めた時、なんとフランスの給食団体CPPが手伝ってくれることを約束してくれました。

「一緒に日本全国を回ろう」

15年以上の経験を持つ彼らが一緒に研修してくれるのはとても心強く、成功したいと改めて強く思っています。

そして各地にいる農家さんや議員さん、食に携わる方が、応援してくれています。

この研修のあと、2歩目として

そして、この研修会を通じて広がった仲間と一緒に、2つ目の目標として、全国の栄養士さん、調理師さんに寄り添いながら、オーガニック食品など品質の良い給食を1人でも多くの子供達に届けるために、外部団体としてコーディネーターとして給食を手伝うことを目指します。

支援が必要な理由 

ひとりでも多くの方がこどもファーストの給食の認知、結果を出す緊急性を感じます。

金銭的な支援も大事ですが、給食の現状を知り、子どもたちの給食をどう変えなければいけないのか、

一緒に考える仲間、

プロジェクトを応援してくださる方、

が増えることをのぞみ、

クラウドファンディングを決意しました。

今回、フランスから15年オーガニック給食に携わってきた講師をお招きします。

講師は、飛行機代が出れば、なんとかなる。子どもたちの給食が変わってくれるのがいいと言ってくれました。

フランスでの仕事を休んで来てくださいます。

でも、またこの繋がりを大事にしていきたいから、せめて飛行機代は出したいと考えています。このプロジェクトを成功させるために、その他運営資金が必要です。

 さいごに             

\最後まで読んでいただきありがとうございます/

今回のリターンのひとつ、有機農家さん応援もできる野菜やハーブのセットです。

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