【アーカイブ配信】世界で広がる耕さない農業
土を耕すことが温暖化に影響することがわかりました
金子先生のお話は、とにかく楽しいです。大人気の講座
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土を耕すことが温暖化に影響することがわかりました
土を耕して化学肥料や農薬を使用した農業が環境に大きな負担をかけています。
”耕すと土壌の構造が壊れてしまう。そして肥沃な土をつくり出す土壌生物たちの“棲み処”をわざわざ引っかき回すことになる…(中略)
化学肥料、除草剤、農薬、殺菌剤なども、土壌の生態系に悪影響を及ぼす。(『土を育てる』ゲイブ・ブラウンより)
世界で広がる耕さない農業
アメリカやヨーロッパでは、20年以上前から環境に負荷をかけない保全農法が研究され実証されつつあります。
日本も福島大学食農学類で研究されており、金子信博教授が保全農法、特に「耕さない農業」に焦点を当てて研究しています。
なぜ耕すのか?
農業の世界では「基本のき」のように言われる「耕うん」。
トラクターに乗れば耕すなんて、まさに朝飯前。
でも、実は世界では耕さない農業が拡大しています。
なぜ耕さなくてもよいかを考えるには、
なぜ耕すかを知る必要があります。
耕す主な理由としては
① 土を柔らかくしたい
② 肥料や堆肥を混ぜたい
③ 雑草をやっつけたい
といったところでしょうか?
①耕さないと土が硬くなるか? 答えは否です。
②耕さないと肥料や堆肥が土の中に入らないか? 答えは否です。
③雑草をやっつけるには? 普通は「除草剤」や「耕うん」で処理されますが、植物を逆にたくさん生やすことでうまく利用するという方法があります。
国連食糧農業機関(FAO)では、保全農法(不耕起や省耕起、有機物による地面の保護、輪作や混作をすべて実行する農法)が小規模家族農家に最適であるとして推奨しています。
保全農法を採用することで、農薬や化学肥料を減らすことができ、土も人も健康になります。
一方、単に不耕起栽培といっても除草剤を多用する農法もあるので、注意が必要です。
耕すとミミズのような動物だけでなく土壌微生物も極端に減ってしまいます。
その結果、土が固くなるので、耕す必要が出てきます。
そして耕すとますます土壌生物が減って、さらに固くなって、、、。
さて、なぜ耕すのか? それは耕してしまったからです!
では、一緒に耕さない農業について考えてみましょう
朝日新聞Globe+や毎日新聞にも取り上げられた「耕さない農業」
みなさんがいつも食べているお米や野菜は育った環境や気候、農法、土、水によって味や栄養良くも悪くも変わります。
実験検証でわかったことや、無農薬・無化学肥料でさらに耕さない畑で育った野菜ってどんな味か?などを伺います。
昨年は朝日新聞Globe+や毎日新聞でも取り上げられました。土の元気を取り戻そうと、いま「耕さない農業」に世界の注目が集まっています。
詳しい内容は、ぜひ勉強会の動画をご覧ください。
こちらは、アーカイブ配信です。
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