今治の学校給食 安井さんのお話より

3月5日 コープ自然派おおさか オーガニック給食How to 安井孝さん講演を聞いて

#有機給食 #地産地消 #今治  #選ぶ基準 

ここがポイント 

  • 義務教育の食育は大人になってからのために行う
  • 農林水産業を基にしたまちづくり、地産地消から食育へ完成された今治市
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食と農のまちづくり条例

今治には、安全な食料、食育、日本型食生活、今治の食を守る条例があります。

外国産食料に依存、自給率が低い上に諸外国からの市場開放、さらに遺伝子組み換えや農薬、家畜伝染病、抗生物質などの食に対する不安に対し今治市は市民に安定して安全な食料を供給するため農林水産業を基にしたまちづくりをはじめたそうだ。

OPP(防カビ剤)などの問題が当時とても多く、市民の健康に繋げるため議員さんが声をあげ、「食料の安定性と安定供給体制を確立する都市宣言」が全員一致で採択されました。

また、給食センターを自校式にという動きも保護者からあったようす。

なぜ学校給食に取り組むのか?

少し驚いたのは、

今治が学校給食に有機や地産地消を取り入れているのは、

給食を食べ、今治の食育を受けた子どもたちが、将来今治産を買い支えていってくれることが目的と安井さんが述べたこと。

「一般家庭でも給食のような食事を行って欲しい」

給食からの子どもと大人への食育から町づくりから有機給食を行っているのだそう。

遺伝子組換おことわり

遺伝子組み換え作物を今治で育てる時は市長の許可がいる。許可を取らない場合、50万以下の罰金、半年以下の刑になるそう。

給食からの特産品つくり

今治は、はだか麦の産地だったが、小麦は作っている人はいませんでした。

学校給食のパン用小麦は今92.4%は今治産なのだそうだ。

はじめは今治の土地にあう小麦の種類に苦戦したものの、「ニシノカオリ」の品種開発により、小麦粉の生産が広がり、JAが取り仕切っているという。

近所のパン屋さんも今治産種を使ったパン作りで地産を語るようになりました。

子どもたちが家庭でリクエストするのが、給食で食べたお米なのだそう。

100%特別栽培のお米は、給食のお陰で評判がたちました。

また、大豆は地元産の特別栽培。

ただ、どうしても値段が高く給食に使うのは難しいので、市が豆腐屋さんに補助金を出して給食に取り入れています。

今治の食育がすごい

子どもたちが食の現状の認識、食の大切さ、セルフチェックができるような食育をしている。

それがどのようなものかというと、

小学5年生の総合の時間、10年後の晩御飯の絵を書いてもらうのだそうだ。

その中には、コッペパンのようなものが2こ、サラダが描いてある。

なぜかというと、

おこめを 育てる人が高齢化して田んぼがなくなってしまい、パンになってしまう。だから…

これではいけないと、

子どもたちには、

生活習慣病のこと、

腸の授業

清涼飲料水を作る実験

自分で買い物をする

食品表示を読む技をを身につける

など…

大人でも受けたいような食育(笑)

最後にもう一度絵を描いてもらうと、体にいい食事を描くのだそう。

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